千種まちづくり推進委員会発足の経緯

千種地域は兵庫県の北西部に位置し、東は宍粟市波賀町、南は宍粟市山崎町及び佐用町、西は佐用町及び岡山県美作市、北は岡山県西粟倉村及び鳥取県若桜町にそれぞれ接している。各集落は中国山地の標高千メートル級の山々によって囲まれ、全面積の89%が山地であり、農地などの平野部は地域内を縦断する清流千種川沿いに拓けている。
千種地域の人口は昭和25年のピーク時に7,000人近くあったが、人口減少、少子高齢化のほか、社会構造の変化等の要因もあいまって平成25年には3,400人を下回るまでに減少し、高齢化率は34%を超えている。主な地域課題は、地域コミュニティの衰退、学校園所を取り巻く環境変化への対応をはじめ、消防団員の減少、空き店舗・空き家の増加、耕作放棄地の増加などへの対応があげられる。

このような課題を抱える中で、千種地域の将来に危機感を持った各種団体により意見交換会を重ねた結果、地域課題の解決や地域活性化に取り組んでいくための組織として当委員会が平成25年3月11日に発足し、そのうちの11団体(13名)を核として、千種地域のまちづくりの検討を重ねてきた。
その結果、まずは、多くの団体の構成員が1~2年で交代することが慣例となっており、団体間の交流につながりにくい構造が自主・自立のまちづくりを進める上での最大の課題であると認識するに至った。そして、その改善を図るために県民交流広場事業を有効に活用して各種団体や地域住民が気軽に集い楽しく交流できる『みんなの交流の場』を確保し、無理のない活動を展開しながら地域ぐるみの組織のあり方を模索していくこととした。

『みんなの交流の場』の検討にあたっては、公の施設、公的団体施設、空き店舗、空き家等の幅広い検討を進めてきた結果、平成27年4月に支所統合が計画されている現宍粟市商工会千種支所事務所『千種町商工会館』を無償で借り受けすることが、拠点の位置、サブ施設との連携性、各種団体の利便性、地元商工会員の利便性、維持管理経費の軽減その他の点で最適であるとの結論に達し、現在、当委員会と宍粟市商工会との貸借契約締結に向けた最終的な調整を進めている。

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