※ 西村 進(にしむら すすむ)

温泉学の権威で、京都大学理学部地質学鉱物学科教授を経て、(平成27年)現在は特定非営利活動法人シンクタンク京都自然史研究所理事長として国内外で活躍中、千種町内ではラドン水の掘削をはじめ、ちくさ高原温泉、エーガイヤ温泉にも貢献いただいている。

 

団体の概要(NGO/NPO用)

  • 団体名 : 特定非営利活動法人シンクタンク京都自然史研究所
  • 所在地 : 〒606-8305 京都市左京区吉田河原町14番地 近畿地方発明センター内
  • 連絡先 : TEL:075-761-2526  FAX:075-761-2544
  • E-mail :
  • 設立年月: 1998年4 月 *認証年月日(法人団体のみ)2001年7月24 日
  • 代表者 : 理事長=西村進 担当者=薬師寺聖子・吉岡由利
  • スタッフ: 8名(内 専従 4名)
  • 組織  : 個人会員 21名 その他会員(賛助会員等)67名(内団体18名)
  • 設立の経緯
    • 1998年4月、京都大学を退官した西村進と、当時同志社大学教授の横山卓雄とで任意団体「シンクタンク京都自然史研究所」を立ち上げた。地質、地下水、温泉、生態などの環境や地下水・土壌汚染の調査研究ならびにそれらの指導などを行ってきた。更なる事業拡大をはかり、種々の自治体の仕事を受託するため法人格を得ることとし、2001 年7月に特定非営利活動法人として京都府の認証を受けた。NPO 設立に当たって社員21 名を選任し、それまでの任意団体の会員は、シンクタンク京都自然史研究所協賛会に組み替えの後、団体・個人の会員として、現在に至っている。協賛会では、講演会・研究会・野外見学会などを開催し研究所の成果を還元し、また相互の技術の向上を図っている。
  • 団体の目的
    • 「自然史、地質、地盤、生態などの調査研究ならびに結果の評価・格付け」を主たる目的にし、二酸化炭素削減の問題、放射性廃棄物地層処分の問題、土壌・地下水汚染の問題、温泉・地下水の探査、掘削・汲み上げの問題などの実施、設計・工事管理の受託をしている。
  • 団体の活動
    • 1998 年4 月任意団体として発足
      ① 放射性廃棄物地層処分場の力学的安定性評価手法の確立の研究。
      ② 環境事業団による地球環境基金(平成11 年~12 年)で「インドネシア ジャワ・スマトラにおける火山・地震活動の地下水への影響調査と地下水保全に関する活動」で助成を受けた。
      ③ 自治体の温泉・地下水の調査、掘削設計・管理などを受託してきた。その過程で法人でないため種々の問題が生じた。
      2001 年7 月24 日特定非営利活動法人として京都府の認証を受けた後、国のプロジェクトの二酸化炭素固定化技術の基礎研究の開始にともない、二酸化炭素炭層固定のモニタリングを受託した。この他、二酸化炭素(カーボン)-メタンサイクルの研究を始めた。これをもとに二酸化炭素堆積物中固定の基礎研究を今までの研究成果の発展的取り組みとして始めた。その他、各自治体の温泉・地下水の調査開発、地下水・土壌汚染の調査・相談を受け、助言する活動も続けている。

ちくさ 水物語