国内最大級、天然クリンソウの群落
群生地全域 15ha、遊歩道総延長 2.5kmを一般公開
開花期間:5月中旬~6月上旬(あくまで目安です)
ちくさ湿原群生地は、ちくさ高原キャンプ場の道路をはさんだ向かい側より入園口を設け、園内には大小7ヵ所の群生地、40万株にもおよぶクリンソウが咲き誇ります。(入園無料)
名前の由来
花は下の方から階層(段)になって次々と咲いて、その姿がお寺の屋根の先端についている九輪に似ているところから「クリンソウ(九輪草)」の名前が付きました。
地元の別名:クルマソウ
たたら製鉄が行われていたころからの呼び名との事 :地元 長老調べ
兵庫県レッドデータブック:Bランク指定
※兵庫県内において絶滅の危険が増大している種
科名:サクラソウ科
学名:Primula japonica
別名:シチジュウソウ(七重草)
花言葉:『幸福を重ねる』 『物思い』 『物覚えのよさ』
北海道から本州、四国の山間部に分布する多年草で、湿り気のある環境を好み山野のせせらぎや渓谷の湿地に自生し、草丈は大きなものでは90cmほどになり、サクラソウ科の中でもっとも大型の部類となります。
全国的に分布するクリンソウが、なぜ、ちくさ湿原で一大群生地を築いたか、千種の地に有った条件とは“たたら”とクリンソウ
各群生地には七福神の名前が付いています、詳細はページ下部の遊歩道コース図をご覧ください。
環境保全活動
天児屋たたら公園で写真コンテスト が行われていた2012年、クリンソウはちくさ高原付近の湿原でも密かに数を増やしていました。
同年、地域ぐるみでクリンソウを守ろうと地元有志による
「クリンソウを守る会」が発足
2013年には遊歩道の整備が行われ群生地の一部を一般公開、
2014年、遊歩道コース図の作成、全エリアの遊歩道整備を終えるなど、皆が、楽しみながらクリンソウを守っていける活動に力を入れています。
遊歩道は、四季を通じての散策コースとして開放して行く予定です。
開花期間外に、遊歩道を外れ、クリンソウの群生地と知らずに入っていかれる方など見かけられましたら、お声を掛けて頂くなど、共にクリンソウを守っていただけますよう、皆様のご協力よろしくお願いいたします。
散策は山中となります、軽いハイキングを想定した履物、服装をご用意ください。
遊歩道の案内
<駐車場から遊歩道に入るコース>
弁財天~福禄寿~寿老人を見学し、道路をまたいで、大黒天~布袋~恵比寿をご覧ください。
小川沿いには、「俳句の小路」もございます。
印刷用 クリンソウマップ