大正六年、西河内集落内にある峯王神社に合祀されるまでは、立派な社がありました。
地図鍋ヶ森神社跡
奥の院
山の中腹へと登って行った奥の院には、岩に大小12個の鍋のような穴があり、この穴に触ると神罰を受けて大雨が降ったり、洪水になると語り継がれている。また、岩の鍋に触るだけでなく、この跡地内を汚すようなことをしたときにも大雨が降る(降り続く)と伝えられています。
鍋ヶ森伝説
…..ある夜、村人の夢路に老翁が現れ「わしは、この奥の鍋ヶ森に住む大蛇じゃ。恥ずかしいことだが身を隠すことなく昇天した。すまんことだが亡骸を葬ってくれ。そうしてくれたら、この世が続く限り晴雨自在、五穀豊穣うたがいなし」とのご託宣があった。…..
社跡
雨乞いの神様として信仰を集め、村内だけでなく、遠くは岡山、鳥取方面からも祈願に参詣されていました。
村内神事では一年を通して参詣し、中でも、秋祭りには神輿が村内を練り歩きながらこの地を目指すなど、今でも縁結びの神様、勝負運の神様としても広く信仰を集めています。